日々是劇評

関東圏内で観劇した舞台について率直に感想を書いています。
自分用の備忘録みたいなもんなんで遠慮なく辛口な批評もしています。

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第5回川崎インキュベーター合同公演 「ブルーシートチルドレン」  @ラゾーナ川崎プラザソル 2013/03/11
川崎インキュベーター主催公演 「光る時間(ひかるとき)」  @ラゾーナ川崎プラザソル 2012/08/17
第4回川崎インキュベーター合同公演 「ハイパーアトラス」  @ラゾーナ川崎プラザソル 2012/03/02

※本文中に激しくネタバレ含みます!
 上演中の公演についてこれから観劇予定の方は閲覧ご遠慮ください。


第5回川崎インキュベーター合同公演
「ブルーシートチルドレン」

2013/03/11更新  ≪ラゾーナ川崎プラザソル≫ ≪川崎インキュベーター≫ ≪2013/03

第5回川崎インキュベーター合同公演 「ブルーシートチルドレン」 第5回川崎インキュベーター合同公演 「ブルーシートチルドレン」

第5回川崎インキュベーター合同公演 「ブルーシートチルドレン」

【脚本】
河田唱子

【構成・演出】
笹浦暢大

【キャスト】
安藤友美、石井隆平、伊藤綾佳、伊藤優希(活人無双流 阿部道場 清龍館)、
梅岡寛正(劇団カンタービレ)、小山内詩音、小野諒人、鹿島夕雨生(劇団夢幻)、
木ノ下郁子、蔵重智(ライト・トラップ)、小林恵悟、佐藤みつよ(劇団夢幻)、
下宮悠(社団法人日本喜劇人協会)、田原慎太郎、天藤旭(メインキャスト)、
永塚拓馬、ナラハナミ(劇団夢幻)、成川友里子(チームトリプルY)、
林充晃(流星揚羽)、原尚治、比嘉哲也、ひとみまさこ、布施晃、
古川結衣(うっちゃり公演ほかす)、松崎夢乃、三木美毅(ミキミキ・コネクション)、
三森伸子、峯野友莉子(ワタナベエンターテイメントカレッジ)、
森田竜介(LINKentertainment)、柳田清孝、吉永麻美(19'プロデュース)、
和世レオ

【日替わりゲスト】
山崎涼子(Aling)、齋藤花恵
乾直樹、白髭真二、
福士綾弓、鈴木絢香(Dance Company MKMDC)

【日程】
2013年3月8日(木)〜3月10日(日)

【会場】
ラゾーナ川崎プラザソル

【チケット料金】
前売・当日 3,000円
高校生以下及び65歳以上 2,000円
川崎市民割 2,500円
川崎インキュベーター会員割  2,500円

【公式ブログ】
http://blogs.yahoo.co.jp/siminngeki

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架空の川崎市を舞台にしたSFモノ。

「全ての市民は演劇の義務を負う」
「市の指定台本以外は上演不可」
「市民の演劇指導には特別高等警察が指導に当たる」
という条例を10年前に課せられた川崎市民。

条例制定時から活動を続けていた劇団ワタリダロケットだが、
オリジナルの台本でやりたいことを主張した看板女優が警察に捕まり、
劇団はボロボロになってしまう。
しかしなんとか公演をやり遂げるために劇団の脚本家と演出家は、
市民登録されていない難民、通称「ブルーシートチルドレン」を劇団に引き入れ、
公演に向けて稽古に励むことになる。

そして公演本番。
捕らわれ洗脳されてしまった看板女優を助けるべく
劇団ワタリダロケットは本来の脚本を書き換えて公演に臨む。
そのとき洗脳失敗により怒りの感情が増幅してしまった演劇指導官が暴走、
看板女優を連れて逃走する。
しかしその指導官の上官がそれを阻止し、劇団も市を出て活動していくことになり、
その後看板女優も洗脳から回復してハッピーエンド。


超ざっくり過ぎて怒られそうだが、だいたいこんな感じのあらすじだ。


去年もこの企画の公演を観ているが、
相変わらず照明の充実っぷりは素晴らしい。
使用されている灯体の数はハンパないし、
どうでもいいような小ネタなんかにもムービングを使用するという贅沢さ。
派手だし、その使い方のセンスも良いと思う。

音響は選曲センスは良いが、
殴り音などのSEがちょっとこもっている聞こえ方をしていて、コントっぽいかな。
いかにも「殴っているのでお決まりの効果音出してます」って感じに
なってしまっていたのが残念。

ダンスの使いどころや挿入の仕方も上手くて、
演出的な部分では十分過ぎるクオリティの作品だったと思う。


しかし演出手法に「おおっ」と感心する部分はあっても、
作品が面白かったか、面白くなかったで聞かれると、
それは後者だと答えざるを得ない。


どうしても脚本が好きになれなかったのだ。


何が気に入らなかったかというと、
登場人物たちに全く共感できなかったこと、これに尽きる。


まず設定の「演劇を市民に強要する」という条例だが、
それによって市民がどう良くなってどう悪くなったのかが
イマイチこちらに伝わってこないのだ。

「それってどれぐらい辛いことなの?」
「その条例で彼らはどんな不幸をこうむったの?」

このへんがぼんやりし過ぎている。
その条例によって人々がどういう状況になったのかが見えないため、
条例に抗う人々の想いがわからず、
それに共感しづらくて感情移入ができない。

「指定台本しか上演できない」という条例も同じ。
劇中の会話からすると指定台本でもかなり脚色が認められているようだし、
この条例が自由を迫害しているという感がいま一歩少ないため、
これも抗う人々の想いに共感しづらい。


しかもこの条例、所詮は市が決めた条例なので、
さっさとほかの市に引っ越せば問題ないのでは?、と思ってしまった。
表現の自由を求めるなら、自由がない土地で10年もがんばらなくてもいいじゃん(汗)
実際ラストも劇団は他の土地でやっていこうってエンディングだし。
最初からそうすればいいのに・・・。


ほかにツッコミどころを挙げると、
橋の下で過ごすブルーシートチルドレン達が
街で噂になるようなすごい演じ手っていうのもよくわからない。
生きていくために窃盗や詐欺を繰り返す貧しい孤児がなんで演技を?
彼らは演劇条例とか関係ない生き方してるはずなのでは?

まわりくどい条例を押し付けてきた市長の目的・動機もうーん、って感じだし、
洗脳装置「ブレインシェイカー」の存在意義もいまいちピンとこない。

洗脳失敗で暴走した指導官の行動の意味もよくわからない。
怒りの歯止めが利かなくなって、それで何の意図で看板女優連れて逃走したの?
ラストシーンを緊迫させて盛り上げるためだけに暴走させて
ラスボス化させたのかなって印象。

ブルーシートチルドレンから上納金を巻き上げていた男も、
金ヅルを奪われたことで警官に刃まで向ける意図が理解できない。


とにかく登場人物各々の行動動機(それが善であれ悪であれ)が
理解できないために、彼らがどんなに良い台詞を感情込めて吐いたところで
まったくこちらの心が揺さぶられないのだ。
これは脚本としてかなり痛いポイントだと思う。
(行動動機が比較的シンプルでのびのびと生きているブルーシートチルドレン達や
 NPO、川辺の警官達には好感を持てたが)


あと暴力的な表現が多いのが気になった。
強者が弱者を一方的に殴ったり、罵声を浴びせたり、屈辱を味わわせたり。
この公演の趣旨をみる限りではお客は老若男女の幅広いライトな層が多いはずだ。
その層に観せる芝居としては、いささか乱暴な表現・演出が多過ぎたように思える。

特に気になったのが、看板女優役の女の子が顔を足で踏まれるシーン。
リアルに踏まれてたように見えたが・・・。
やるほうは「リアルを追求した役者根性の見せ所」と思うのかもしれないが、
お客に「あの人の役者根性すごいなぁ」と思わせた時点で、芝居は失敗だろう。
そのときお客はその人を「物語の登場人物」でなく、
「頑張ってる役者」としてしか見ていない。
あ、これは脚本じゃなく演出的な部分か。


うーん、

全体的にみると、物語の設定と展開だけに目がいってしまい、
「お客の心情をどうコントロールしていくか」という配慮に欠けた脚本だったように感じた。
ここでお客に状況を理解させ、しばらく緊張させて、一瞬だけ緩めて、
急に引っ張って、パターンを刷り込んだと思ったら裏切って・・・といった感じで、
お客の心を縦にも横にも揺さぶる仕掛けを計算高く入れてこそ、
初めて面白い脚本が完成すると自分は思っている。


いろいろ書いたが、良い部分もちゃんと持っている作品。
誰でも出演可能として演劇作品に参加する敷居を下げながらも、
ちゃんと質を追求する姿勢はみせている企画。
期待値が高いからこそ、こうしていろいろ書きたくなる。

次の作品に期待する。


 


川崎インキュベーター主催公演
「光る時間(ひかるとき)」

2012/08/17更新  ≪ラゾーナ川崎プラザソル≫ ≪川崎インキュベーター≫ ≪2012/08

川崎インキュベーター主催公演 「光る時間(ひかるとき)」 川崎インキュベーター主催公演 「光る時間(ひかるとき)」

川崎インキュベーター主催公演 「光る時間(ひかるとき)」

【脚本】
渡辺えり

【演出】
秋葉舞滝子(SPIRAL MOON)

【キャスト】
星達也、鈴木千賀子、延田知香、城戸啓佑、宇野仁美、西村めぐみ、滝沢信、後藤隆宣、
赤嶺鬼若、ひとみまさこ(A)、中野聡子(B)、為平康規(A)、五来英顕(B)

【日程】
2012年
8月10日(金)19:30(A)
8月11日(土)14:00(A)、18:00(B)
8月12日(日)14:00(B)

【会場】
ラゾーナ川崎プラザソル

【チケット】
前売・当日 3,000円
川崎市民・川崎インキュベーター会員・60歳以上 2,500円
全席自由席

【公式ブログ】
川崎インキュベーター「光る時間」 公式ブログ

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舞台はとある旅館の一室から。
姉とその弟夫婦が自分達の両親をねぎらうために家族旅行で訪れていた。
父が70歳の誕生日であるためその誕生祝いも兼ねていた。

しかしタイミングが悪く、旅館はいたるところで工事中、
部屋の中も騒音がひどくてとてもくつろげる状況ではない。
せっかくの家族旅行がうまくいかない弟はずっと機嫌が悪い。

そこに父の友人を名乗る老人たちが次々と現れて勝手に宴会を始めてしまう。
父が自分で呼び集めたらしいが、半分ボケているため本人はそれを思い出せない。
母はいつものことだからと納得し、姉弟は家族水いらずのはずなのにと困惑。

話が進むうちに、彼らは戦時中に生死を共にした友人達だとわかり、当時の回想シーンへ。
友人の戦死や兄の収監とその死、爆撃される工場への理不尽な待機命令。
工場で死の危機を乗り越えたときにされた約束が、
実はこの70歳の誕生日に果たされるものだということがわかる。

ざっくり言うとそんな感じのお話。


舞台は旅館の8畳間が中央奥に作られており、
上手や下手の脇のほうはただの暗い空間。
前半1時間の旅館シーンの間はこの状態が続くのだが、正直寂しい感じがした。
これだけ大きなハコでこういうセットを組むと視覚的に非常に遠く見えてしまうし、
脇の暗い空間に意味が全くないため、空間の無駄遣いにしか思えなくて残念。

戦時中の回想シーンに入ると奥の壁パネルが倒れて
屋根の上になるという仕掛けがされていた。
その仕掛けはダイナミックで転換も早くて 「おおっ」と思った。
ベタではあるが、しっかりと作られた良い装置だと思う。

脇の空間はここからはサスを入れて登場人物の独白などに使われているのだが、
これはイマイチ効果的には思えず。
もっと小さな劇場でやって脇の空間なんてなくしてしまったほうが良かったのではないだろうか。
もしプラザソルでやらなければいけないという制約があったのなら、
もうちょっと違う舞台装置の構成を考えるべきだと思う。


話的には序盤でお客を掴めなかったのが痛手だったように感じた。

70歳の老人を演じる役者が軒並み20代か30代にしか見えなかったという
見た目の問題もあったたが、どちらかというと会話が回っていなかったのが大きな問題。

振り回す立場、振り回される立場が明確になっていて
そのやりとりの妙で笑わせることができる部分がいっぱいあるのに
それを取りこぼしまくっているのだ。

台詞の投げ方が上手い役者が少なかったせいでもあるが、
なにより振り回される弟が「怒り」を前面に押し出し過ぎているのが大きな原因だと思う。
漫才でツッコミがブチ切れていたら笑えないのと一緒。
振り回される側は「怒り」以外で「振り回されている」を表現しなければ見ている側は笑えない。

そのため老人の横暴に弟がただキレまくっているという、
見ていてただ居心地の悪いシーンになっていた。
コメディとまでは言わないが、お客が楽しくドタバタを見れるように仕上げられれば良かったのに。
これでは弟はもちろん、振り回している側の老人達も悪に見えてしまい、
お客は彼らに嫌悪感しか感じなくなってしまう。

そして老人達に悪い印象を持たれたまま回想シーンに入ってしまっては、
そこで生きる彼らの若い姿に共感なんて得ようもない。
後半の回想シーンが大事なはずなのに、
この時点で作品として全体的に破綻してしまうのだ。

実際どうしても自分は登場人物達に感情移入ができず、
どんなに良い台詞を聞いてもイマイチ心に響いてくることはなかった。
伝えたいメッセージがあるからこそ、この時期にこの作品を演ったのだと思うのだが・・・。
なんだか残念な仕上がりの作品になっていたように感じた。


あと父役と、若い頃の父役を別の役者が演じていたのはどういった事情だったのだろうか。
趣味の問題、演出の都合、政治的な事情、いろいろあるだろうが、
この点についてだけは、100%同じ役者が演じるべきであったと断言したい。
別人で演じ分けることで作品が持つ意味はゼロであろう。


見ていていろいろ疑問符が出てしまった作品だった。
個人的な要望として、あまり戦争物の作品でコケてほしくない気持ちがある。
忘れてはいけないものだから、それの伝え方ももう少し丁寧にしっかりやってほしいと思った。


 


第4回川崎インキュベーター合同公演
「ハイパーアトラス」

2012/03/02更新  ≪ラゾーナ川崎プラザソル≫ ≪川崎インキュベーター≫ ≪2012/03

第4回川崎インキュベーター合同公演 「ハイパーアトラス」 第4回川崎インキュベーター合同公演 「ハイパーアトラス」

第4回川崎インキュベーター合同公演「ハイパーアトラス」

<脚本>
河田唱子(へらへら眼鏡)

<構成・演出>
笹浦暢大(うなぎ計画)

<キャスト>
綾水月夜(Voice Dream)、安藤友美、石戸サダヨシ(劇団宇宙キャンパス/Re:Play)、
伊藤綾佳、伊藤優希(浅草たいこばん)、大山武史、岡朝子、蔵重智(ライト・トラップ)、
斉藤慎介、三枝ゆきの、佐藤みつよ(劇団夢幻)、里見駿、宍戸麻衣、
島貫晶江(猫と金魚)、清水智未(プロダクション・エース)、須藤旭、田辺敬太、
田原慎太郎、辻創太郎、ナラハナミ(劇団夢幻)、根生夏美(メインキャスト)、
ひとみまさこ、深尾尚男(企てプロジェクト)、藤井雅貴、布施晃、古川結衣、増渕清美、
三木美毅(47ENGINE)、三森伸子、南ちえみ、森田竜介、柳田清孝、
吉永麻美(19'プロデュース)、龍谷真紀子(U-studio ミュージック)、高島正典

ゲスト出演:
桑野東萌・・・・・1日、2日
井上麻里奈(シグマ・セブン)・・・3日
森澤碧音(ダンスカンパニーMKMDC)・・・4日

<日程>
2012年3月1日(木)〜3月4日(日)
1日(木)19:00
2日(金)14:00/19:00
3日(土)14:00/19:00
4日(日)14:00/18:30

<会場>
ラゾーナ川崎プラザソル

<チケット料金>
☆一般
前売 2,800円
当日 3,000円
☆中高生及び65歳以上(要証明書)
前売 1,500円
当日 1,800円
☆地域住民割引(要証明書)
川崎市民割 500円引き(割引併用不可)

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川崎を舞台にしたSFファンタジー。
総勢35名の出演者が入り乱れる2時間15分のお芝居。

ストーリーはざっくり言うと、
人々はドームで隔離された世界で統治されていて、
ネガティブ感情を吸い出すディスポーザーという機械によって
治安を守っている警官隊的な存在(ハイパーアトラス隊)が活動中。
でもその部隊の隊長(主人公)は外の世界での自由を熱望している。
突如「感情が実体化した化け物」が現れだしたことをきっかけに、
隊員や研究者、統治者、外への希望を持つ人間達の思惑が入り乱れて、
大きな惨事へと発展していってしまう。
そんな感じのお話。


舞台装置は高低差があってハケ口も多彩でおもしろい作りをしている。
音響照明はこのハコは機材そのものが充実しているし、
その使い方も非常に巧くて見ていて気持ちがいい。

役者はいろんなところから集まっているようで、
かなり手馴れた役者から、あらら初舞台なのかなって人、
この人どーみても普通の主婦だろって人まで様々だった。
なので役者個人のレベル差はかなり大きかった。


うーん、なんて評価のしづらい舞台だ(汗)

制作側はこの公演について、いったいどれを目指しているんだろう?
地域密着市民参加演劇?
それともプロフェッショナルな芸術作品?

多人数でのめまぐるしいアクションシーンが非常に多い、
独自の専門用語や設定がたくさん飛び交うお話、
数多い登場人物の名前と関係性をしっかり拾っていかないと話が全然わからなくなる、
などの点で、お客の年齢層の間口が狭いように思う。
これは市民演劇として見たときに大きなマイナス要素。

出演者は来るもの拒まずだそうで、そのおかげでやはり演技力の低い役者が目立つ。
登場人物が35人と非常に多く、それぞれにそれなりのピックアップシーンが作られているので
ストーリー全体が広く浅くなってしまっている。
それ故重要人物の心情をしっかり描くシーンが少なくて、いまいちどのキャラにも共感しづらい。
その結果、感動できるはずのシーンでいまいちグッっとこない。
こういった点はプロフェッショナルな芸術作品としては大きなマイナス要素。

地域密着型市民演劇をやりながらもプロフェッショナルな作品を目指そうとしているのかな。
盛り込まれていたアクション、ダンスなんかも含めてそうなのだが、
やりたいこと全てを盛り込もうとして全体としてまとまりきらず、
「どういった人に対してどういった見せ方をしたいのか」のピントが定まってない印象を受けた。

隔離された世界、感情を吸い取る機械、感情が実体化した化け物(通称:感情ゴミ)など、
設定的には十分におもしろいものを感じるし、
実際に非常に魅力的に感じるシーンも多数あった。
個人的には登場人物をもっと絞った、心情の掘り下げの深い作品として見てみたかったな。

たぶん、いろんな大人の事情があったんだろうけどもね。
そういった大人の事情をできる限り排除した、まったく違う形での再演を希望したい。


 

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