絞り込み 劇場=「大倉山記念館 第四集会室」
劇団喫茶なごみ二人芝居 「梅子」 @大倉山記念館 第四集会室 2013/10/20
※本文中に激しくネタバレ含みます!
上演中の公演についてこれから観劇予定の方は閲覧ご遠慮ください。
劇団喫茶なごみ二人芝居
「梅子」
2013/10/20更新 ≪大倉山記念館 第四集会室≫ ≪劇団喫茶なごみ≫ ≪2013/10≫
![]()
劇団喫茶なごみ 二人芝居 「梅子」 【作】 宮井浩行 【演出】 劇団喫茶なごみ 【キャスト】 村井彩子、伊藤あすか 【日程】 2013年10月18日(金)〜20日(日) 【会場】 大倉山記念館 第四集会室 【チケット料金】 前売 1,500円 当日 1,800円 【公式HP】 http://ameblo.jp/gekidankissanagomi/ ========================================== 明治大正時代、一人の女がいた。 その名は、梅子 う んめいにほんろうされる梅子 め んどうくさいことすぐ引き受けちゃう梅子 子 どもが欲しい梅子 以上、公式から引用。 梅子の半生を巡っていく女2人だけの1時間のお芝居。 とくに物語自体に大きな起承転結はなく、 オムニバス的に淡々と話が進んでいく。 内容的には言葉の妙を突いた会話劇。 強引にジャンル分けするならばシュールコントに入るかもしれない。 役者は笑いを狙い過ぎず、全編とにかく真面目に淡々とやり取りを続けていく。 それがシーンによってハマって活きている部分と、そうでない部分があって、 後者についてはやはりもったいないなと思った。 淡々もいいが、ガッツリと前のめりに演じたほうが面白いシーンもあるはずだ。 せっかくそれぞれがいろんな役を演じわけているので、 シーンによってそういったスタンスも器用に変えていけたら良かったなと思う。 とはいえ、全体的な空気の作り方は抜群。 レトロな集会室の中に作ったテント的なセットに、 リコーダーとピアニカで迎えるゆるーい客入れ、 力の抜けたテンションで進む会話のやりとり、 味のあってなんだかほんわかする、楽しい作品であったと思う。 今回は高校時代の演劇仲間が組んで行った公演らしいが、 演技からもメンバーの仲の良さがなんとなく伝わってきて好感が持てる。 今後に期待。